17Aug

超久々の投稿になってしまいましたが、これも私ということで。
感情は誰にでもあるものです。よく感情を押さえてと言われます。最近、パーソナル・コーチとして腕を磨くうちに、この感情を抑えることなく、うまくコントロールできるようになったなぁという体験をしました。
その体験の素になった感情は、信頼していた相手に完璧にまで裏切られた怒りでした。その怒りの程度は、相手を叩きのめし、穴を掘って埋めたいと思えるほどの怒りで、二日間ほど寝られないぐらい憤っていました。
なかなか味わえない怒りですので、その二日間の間、ひたすらその感情と向き合いました。その結果出てきた問いが、「そもそも私は相手に何を求めていたんだろう?」というものでした。
怒りは、自分が相手を思う通りにコントロールしようとしていて、それがうまくいかなかったり、うまくいかないことで自分に火の粉がかかってくることを考えたりした時に生まれることが多いでしょう。当然自分自身が思い通りに動かなくて自分に怒りを感じる時や、犯罪を見て怒りを感じたりすることがありますが、これも自分が対象に対してコントロールできなかったことに対する怒りでしょう。
「相手に何を求めていたんだろう?」の問いから「どうなって欲しいと思っていたんだろう?」「自分は相手に今まで何をしてあげられていたんだろう?」という問いに変化し、最後には「今この瞬間、相手に何をしてあげることが一番よいのだろうか?」という問いにたどり着きました。
ここまでくると怒りはどこかにいってしまい、最後の問いに対する思いを相手に伝える力となりました。結果は、相手も涙ながらに理解してもらい、より一層関係が深まったようにも思えています。
私としては、コーチングを体験していないとできなかったことだと思います。いろいろな教えで学ぶことはできていても、実践となるとなかなかできませんでした。
そんなコーチングを自分の職のひとつとして携わることができている喜びを再認識し、こうした感情のコントロールができることを一人でも多く体験してもらえるようサポートし続けていきます。
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