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マネジメントで幸せを呼び込むパワースポットになろう

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被告:「私は立ち直れるのでしょうか?」
弁護人:「反省した姿を演じたら終わりだよ」
PC遠隔操作ウイルス事件で、周りをさんざん欺いてきた被告と弁護人の会話です。

「反省しています」とはだれでも言えますが、反省した姿を見せているだけという人も少なからずいるように思います。(猿に失礼かもしれませんが、猿でもできるんです)
大切なのは、二度と同じ過ちを繰り返さないことです。
しかし、もっと大切なのは「過ちを犯さないようにするために、ありのままの自分を変えないこと」ではないでしょうか。言い換えれば「ありのままの自分で過ちを犯さないようにする」ということです。
ありのままの自分を変えてしまったら、それこそ反省した姿を演じる人になってしまいます。

どういうことか?

もともと被告は、IT技術を習得するための並々ならぬ努力を惜しまず、それを使いこなすだけの能力を備え持っていて、それを評価されない社会に対し、あれだけの混乱を起こすパワーを持っている人です。
そのパワーを悪いことに使ったというだけの面を捉えて、自分の努力や能力を否定してしまうのではなく、世の中のため、人のためにその努力や能力、パワーを活かせる道を探がして使うことを考えるのが真の反省ではないでしょうか。
例えば、二度とこのようなPC遠隔操作ウイルス事件を起こさないために役立てるとかです。
被告には、迷惑をかけた人々に対する心からの謝罪と、立ち直るための真なる反省を望みます。

この例のみならず、本来の自分を抑えてまで自分を変えようとすると、無理が生じます。
周りからの評価は上がるかもしれません。でも所詮反省した姿を演じているにすぎません。
無理が重ね自分を着飾っていけば、どこかで破綻してしまいます。

プロジェクト・マネジメント、組織マネジメントの世界でも同じです。
問題となるトラブルは、プロジェクトや組織に所属する人たちがもともと持っている力が活かされなかったり、間違った方向で現れたりすることで発生します。
例えば、責任感の強い人が仕事を抱え込んだ結果、トラブルに発展したとか、個々の力が優れている組織が横の連携が取らずにトラブルが発生したなどですね。
前者の場合、責任感の強い人が仕事を抱え込まないように実作業を与えないという対応をとったら、どうなるか想像がつくでしょう。この場合には責任のある仕事を明確に引き渡すようにしないと長続きしません。
後者の場合には、組織の対応として一方的に横の連携を取る連絡会議のようなしくみを設けても、一時的には改善されるものの、そのうち形骸化してしまうでしょう。この場合には、その優れた個々の能力をお互いが尊敬し、お互いが能力を高めるしくみを築きあげないと長続きはしないのではないでしょうか。

個人でも組織でも反省を演ずるのはやめて、もともと持っている能力が正しい使い方になるように真なる反省をしていきたいものです。

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