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「責任の罠」に陥っていませんか?

「責任の罠」という言葉は、シンクロニシティ(ジョセフ・ジャウォースキー著)の中に出てきた言葉です。

 責任の罠とは?

自分の仕事に対し、責任を持って行うことは当たり前のことです。しかし、意識を自分の使命ではなく、自分自身に集中してしまうと責任の罠に陥ります。

例えば、全責任は自分にあると思って、無理をしてでも頑張って仕事をこなしている状態です。この罠に陥ってしまっていると目線が自分に向いていて、周りは見えなくなっています。「手伝いましょうか?」と周りから手を差し伸べても「私の仕事ですから」と答えてしまう。この状態で確実に成果が出ていればよいのですが、常にこの状態であると疲労からミスも多くなります。そのミスを取り返そうとさらに状況は悪くなってしまいます。

本来の使命は、仕事を確実にこなして成果を出すことであって、頑張って仕事をこなすことではないのですが・・・

マネジャーやリーダーならもっと深刻

マネジャーやリーダーの使命は、組織やプロジェクトを安全に運営し、成功に導くことです。その使命よりも自分自身の責任に意識を集中してしまうと、すべての事に首を突っ込み口出ししたくなります。結果、自分が居なければ組織やプロジェクトが運営できない状況になってしまい、もし自分が欠けたら本来の使命を果たせなくなります。

 組織的に罠を仕掛ける

責任の罠を組織的に仕掛けている場合もあります。責任追及して犯人捜しをする文化を持った組織です。組織といっても、家庭から国家までいろいろなサイズの組織で見られます。

そんな文化の中にいると失敗は隠したくなりますし、責任が降りかかりそうになると他へ擦り付けたり、その場から去ったりしてしまいます。まさに自分自身に集中している状態になります。某国の船の問題や某旅行会社の偽装手紙の背景には、そんな文化があったのかもしれません。

 使命に根差したコミュニケーション

責任の罠に陥らないためには、使命を思い出し、使命を果たすためのコミュニケーションを図ることです。

無理をして仕事をする前に確実にこなせるのか自分自身とコミュニケーションし、こなせる自信がないのであれば、周りとのコミュニケーションを図りましょう。周りから責められようが、確実にこなせる方法を周りと共に考えるのです。その結果、自分が行うがもっと確実にこなす確率が高いのであれば、少し無理してでも行うことが求められるかもしれませんが、口に出すことで周りもその状況を理解してくれるはずです。周りがコミュニケーションに応じず、自分が行うしかない場合でも、使命に根差した言葉を口に出しておくことは責任感がない行動とは思われないでしょう。

マネジャーやリーダーは、中に踏み込まず一段上から全体を俯瞰して情報収集・分析・判断をし、現場にフィードバックするコミュニケーションに徹してほしいものです。

そのようなマネジャーやリーダーがいる組織では、責任の罠を仕掛ける必要もない文化が構築されていくと思います。

個人の日常生活でも「私は何をすべきなのか」「私はこうあるべきだ」と責任の罠にはまるのではなく、「そもそも私は何を提供したいのか」「そのためにどうありたいのか」を念頭に置いて自分とコミュニケーションすると、いろいろな可能性が見えてきます。

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