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マネジメントで幸せを呼び込むパワースポットになろう

私の好きな本のひとつに「U理論」(C・オットー・シャーマー著)があります。
その中で「ダウンローディング」という言葉がでてきます。
簡単に言うと、「以前の経験した記憶に反応して行動する」ということです。

ダウンローディングに頼って行動していると、新しい行動や改革に結びつきにくいですね。
そりゃそうでしょ。以前の枠にはまって考え行動しているわけですから。

でも、私も多いんですよね、このダウンローディング。
「どうせ・・・だから」「前にやって失敗したからなぁ」
「こうやったらうまく行ったから、あなたもこうすればいいよ」
「そうそう、こういう反応するよね、あの人」 
などなど、ダウンローディングの中で暮らしていると言っても過言ではありません(笑)
ただ、コーチという仕事柄、ダウンローディングしているという自覚は十分ありますよ。

ダウンローディングを個人で使うだけなら、自分が成長しないだけなので被害も少ない(?)んですが、マネジャーなどの管理職が職場で使うと、どうなりますか?

マネジャーになるような人は、それなりの過去の実績があり、知識もノウハウもかなり持っている人でしょう。
その知識やノウハウを使わない手はありません。
しかし、必ずしも現在の状況が、過去の実績で培った知識やノウハウがそのまま当てはまるというわけではありません。

過去成功した時のメンバー構成や顧客、かけられるコストや期間、世の中の情勢、人の感情、価値観などがまったく同じという状況はなかなかないでしょう。
その状況でダウンローディングだけに頼って行動していたら、解決できない問題が発生する可能性が高くなります。
さらに解決できない問題をダウンローディングで解決しようとして、最後は根性論みたいな。

私が良いマネジャーだなと思う人は、目の前で起きている状況をメンバーと共によく観察して、自分の知識やノウハウを使うのではなく、紹介してそれをどうアレンジしていくかを全員で考えていく行動ができるマネジャーです。
当然、持っている知識やノウハウが多ければ多いほど、紹介するバリエーションが増えますから、全員で考えるバリエーションも増えてメンバーがみっちり訓練されます。
なので、マネジャーは新しい知識に対しても積極的に取り入れる姿勢も必要ですし、その姿勢は回りに伝染していくんです。

緊急性の高い状況を切り抜けるにはそんなことやっていられないと思うかもしれません。
しかし、火事場の消防士さんたちの行動のように、一人ひとりがその状況の中で何ができるのかを瞬時に判断する訓練を常日頃からしておけば、緊急性の高い状況の中でも対応できると思います。
当然、緊急性の高い状況になる前に予防する行動にも結びついていきますよね。

こうした自律行動ができるメンバーを育てるのは、マネジャーの重要な仕事です。
むしろそれが使命といってもよいと私は思います。

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