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マネジメントで幸せを呼び込むパワースポットになろう

今日のお題は、「見える化」ならぬ「見せる化」です。

「見える化」とは、プロジェクトの現状、進捗状況、実績などを常に見えるようにしておくこと。問題が発生してもすぐに解決できる環境を実現すると同時に、プロジェクト現場をそもそも問題が発生しにくい環境に変えるための、組織内の体質改善や業務改革の取り組み全般を指します。
(参考: 『日本の人事部』 )
いわば、自分たちが気づくようにすることが主な目的だと私は捉えています。

私のいう「見せる化」は、見える化の前に「何を見せるのか」を考えることです。
これは相手に何か動いてもらいたい、関心を持ってもらいたい時に使います。
つまり、相手が自分事になるようにして、プロジェクトの巻き込んでいくのが目的です。
巻き込めれば、自分たちの一部になって、見える化がさらに有効になりますよね。

こんなの普通に考えているよって言われそうですが、案外できてないこともあります。

例えば、こんな会話が行きかう時です。
「なんとなくこのプロジェクトは大変なことになりそう」
「そうだね。これだけいろいろなシステムの開発が重なっていると大変だろうな」
プロマネはこのような会話がなされていても、一生懸命にプロジェクトを成功裏に終わらせようと奮闘します。

この奮闘する前にメンバーと共に「何か不安に思っていること」を洗い出すことが見せる化です。
PMBOK®でいうところの「リスクの特定」(洗い出し)ですね。
PMBOK®では、リスクの特定の後、「定性的リスク分析」「定量的リスク分析」」「リスク対応計画」を立てるように記述されています。
洗い出しの後、「何をどのように測って、その兆候が表れたらどのように対応するのか」をリスク・マネジメントしていく、つまり冒頭で述べた「見える化」をするというわけです。

案外、リスクに対するマネジメント計画が立てられていないことが多いです。
立てられていても過去のプロジェクトの流用だったり、兆候を図る数値の取得がプロジェクト報告上でされていなかったり不十分なケースもあります。
先ほどの会話がなされていれば、不十分だと言えます。

「今までのプロジェクトの感で、なんとなく嫌な予感がする」

これはチャンスです。
見えなくて怖いお化けを「見せる化」して、みんなで怖さを共有しましょう。
仲間がいることで少しは恐怖が避けられます。

お化け退治するために「見える化」しましょう。
怖いお化けが取り越し苦労ならいいですし、本当に居そうならば、お祓いをして呼びさまさないように気をつけるようにしましょう。

プロマネばかりではなくプロジェクトに関わる全員が、後で慌てるよりかははるかに楽なはずです。

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