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マネジメントで幸せを呼び込むパワースポットになろう

今日はバレンタインデーですね。
私のようなおじさんにはまったく関係ない行事だといっときます(キッパリ!)

PMBOK®上のステークホルダー・マネジメントには、ステークホルダーを洗い出し、プロジェクトに対する関与のレベルを上げるための計画に従い、施策を立て、実行し、モニタリングをすることが記述されています。

「仕様が決まらない。その結果、プロジェクト計画に影響が出るけれども、スケジュール・コスト・品質に対する計画変更が認められない。」という悩みはITベンダーのプロマネのみならず、企業内のプロマネでもあるかもしれません。

これをPMBOK®的に解決すると、
1.仕様決定に関係のあるステークホルダーを洗い出し、プロジェクトに対する現在の権力や興味具合などの現在の関与レベルを分析する。
2.分析したステークホルダーに対して、望ましいプロジェクトへの関与レベルを設定する。
3.望ましい関与レベルにするためにどのような情報や対応を実施するのか検討する。
4.検討した施策を実行し、その結果をモニタリングする。思わしくない場合には、施策を立て直し、実行する。
といったところです。
いかにも米国生まれのPMBOK®で計画・戦略型ですよね。

まぁ、実際にステークホルダーを巻き込むための洗い出しとか計画とかは行われていないことも多いですから、その部分は取り入れるとしても、実際には仕様を決めることや計画変更が認められるようにステークホルダーを巻き込むのは難しいと思いませんか。

ではどうするか?

仕様に関して言えば、仕様が決まらないのではなく、決められないのはなぜかを顧客と対話することです。
この際、決められない事象ではなく決めるという行動に結びつかない相手の気持ちに焦点を当てて、その気持ちを起こさせているものを取り除くように対話することです。

例えば、決めた仕様が後で変更になって追加費用が発生するのが怖いというものであれば、仕様を後押ししてくれる、あるいは追加予算を許容してくれる顧客側の上層部がいないというのが悩みになっているのかもしれません。

実はこうした行動を起こせない原因を取り除けるのは、プロマネであるあなたではなく、行動を起こせない顧客なのです。
なぜなら、この行動を起こせない原因をつくりだしているのも、その顧客だからです。

前の例でいえば、どこかに仕様を後押ししてくれる人がいるはずだし、追加予算の相談に乗ってくれる人もいるはずなのです。ただ、無駄だと思って見つけようとしないか、見つかっていても過去にひどく怒られた経験があり近づきたくなくなっているなど、なんらかの原因で動けなくなっているのではないでしょうか。

動けない原因をその顧客が自ら気づくだけでも、新たな行動を起こすきっかけになります。
加えて、相談相手として顧客とプロマネの間に深い信頼関係が生まれますし、さらなるステークホルダーの巻き込みにもつながっていきます。
それでも何も行動を起こせない人もいますが、根気強く対話を続け、さらに深い動けない原因を明らかにしていくことがよいと思います。
つまり、深い内省が相手の行動を起こさせる ということです。

ベンダー側として顧客のステークホルダーを計画通りかつ効果的に巻き込むには、限界があります。
いかに直接顔を合わせている顧客と深い信頼関係を結び、顧客の傍らについて応援するかが効果的にステークホルダーを巻き込むツボなのではないでしょうか。

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