31Jan
組織改革の本を読んでいると、よくジャズのインプロビゼーション(即興演奏)の話がでてきます。
ジャズのインプロビゼーションでは、直接話し合わなくても曲全体のビジョンが共有され、それぞれのミュージシャンがそのビジョンに向かって心を一つにして演奏します。
(よく音で会話すると言われてますよね)
その様子が、組織のメンバーが組織のビジョンに共感し、メンバーが持てる力を最大限に引き出し前進する力強い組織の様子と似ているからです。
私もジャズ歴33年のミュージシャンの端くれです。
一応周りのミュージシャンの音に反応しながら(ビジョンに共感しながら)演奏する術は身に付けていると思っています。
組織改革とは違いますが、コーチとして最近ちょっと面白いことに気が付きました。
ジャズを始めたばかりの人とセッションする際、始めたばかりの人は間違えまいと一生懸命に音を出してくれます。
でも会話にならない。その人は自分の楽器を操ることに懸命になっています。
以前の私なら「レベルがある程度自分に近づかないと会話できないなぁ」
で終わらせていたのですが、少しアプローチを変えてみます。
まず会話をしようとしてくれないことには、話ができません。
「この曲を あなたが表現したいと思っているとおりに、リフ(もともとの曲のメロディ)で表現してみてください」
リフだけなら、テクニックとかはあまり必要はありませんから、楽器を操ることに専念せずともできると思います。
そして相手がリフを演奏し始めたら、自分は全力で相手が何を表現したいのかを感じ取り反応してゆく。
こうすることで会話ができるのではないかなと。
これってまさにコーチングのはじめの一歩ですね。
クライアントとの間で協働関係を作るってことです。
次の機会に試してみようっと。
名づけるならば、パーソナル・ミュージシャンコーチング(PMコーチング)なんちゃって(笑)
では、今日もありのままの自分を出して生きましょう~
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